冬季に解体工事はできる?長野県の雪・凍結が工期と費用に与える影響

冬に解体工事を依頼してよいのか、雪や凍結で工期が延びないか、費用が高くなるのではないかと不安に感じる方は少なくありません。長野県は積雪や凍結の影響を受けやすい地域です。本記事では、長野県小諸市を拠点に解体工事を手がける小林総建が、小諸市・佐久市・軽井沢エリアの冬の気象条件が工期と費用に与える影響、冬前に依頼するメリット、冬季に施工する場合の注意点を解説します。
目次
- 1冬季の解体工事は可能か?基本的な考え方
- 2長野県の冬季気象データと解体工事への影響
- - 小諸市・佐久市・軽井沢エリアの冬の気温
- - 積雪・凍結が工事に与える影響
- 3冬季の解体工事で発生しやすいコスト・工期への影響
- - 工期延長のリスク
- - 費用加算の可能性
- - アスベスト飛散防止の養生と通常期との比較
- 4冬前(10〜11月)に依頼するメリット
- - 積雪前に工事を終えられる
- - 土地活用の準備を早く進められる
- - 日程を調整しやすい時期である
- 5冬季でも解体工事を進めたい場合の対策と注意点
- - 業者に冬季施工の実績があるか確認する
- - 工期に余裕を持たせたスケジュールを組む
- - 見積もりに凍結防止・除雪対応が含まれているか確認する
- - 近隣への雪・養生シートの対策が計画されているか確認する
- 6まとめ
冬季の解体工事は可能か?基本的な考え方
建物を取り壊す工程そのものは、冬の間も進めることができます。ただし、長野県の小諸市・佐久市・軽井沢エリアは、積雪や路面の凍結によって、工事の進め方に配慮が必要になる地域です。
同じ工事内容でも、気温や積雪の状況によって作業の安全性や段取りが変わります。そのため、冬季の解体工事では「できるかどうか」だけでなく、「どのような条件が重なるか」を事前に把握しておくことが大切です。
冬季に施工できるかどうかは、積雪量・敷地の傾斜・搬入路の凍結状況など、現場ごとの条件によって変わります。まずは現地の状況を確認したうえで、施工の可否や時期を相談することをおすすめします。
長野県の冬季気象データと解体工事への影響
小諸市・佐久市・軽井沢エリアの冬の気温
小諸市に近い観測点として、軽井沢と佐久の気象庁の平年値(1991〜2020年)をまとめました。参考として長野市の値も併記しています。
どの地点でも1月・2月の平年の最低気温は氷点下です。軽井沢は標高が高く、特に冷え込みが厳しいことがわかります。なお、佐久はアメダス観測点のため、気温の平年値は参考値です。
積雪・凍結が工事に与える影響
足場・作業スペースの安全確保:足場や通路が凍結・積雪すると、転倒や滑落の危険が高まります。作業の前に除雪や融雪が必要になることがあります。
重機の稼働制限:積雪・凍結した敷地や搬入路では、重機の移動や旋回が難しくなる場合があります。傾斜地や狭い道路に面した現場では、特に注意が必要です。
養生の追加:防音シートや飛散防止シートに雪の重みや風雪の負荷がかかるため、固定方法の見直しや補強が必要になることがあります。
廃材の搬出:ダンプ等の出入りが路面状況の影響を受け、搬出の日程が変わる場合があります。
小諸市での解体工事の流れや、アスベストへの対応についてはこちらの記事もご覧ください。
▼ 小諸市の家屋解体・アスベスト対応の流れと安全対策
冬季の解体工事で発生しやすいコスト・工期への影響

工期延長のリスク
降雪日や路面が凍結した日は、安全のために作業を中断したり、見合わせたりする場合があります。その結果、当初の予定より工期が延びることがあります。年度末までに完工したい場合や、解体後すぐに次の工事を控えている場合は、日程に余裕を持たせておくことが重要です。
費用加算の可能性
冬季は、次のような項目で費用が加算される場合があります。
・凍結防止のための養生
・敷地や搬入路の除雪作業
・工期延長に伴う人件費や重機の費用
加算の有無や金額は現場の条件によって異なります。見積もりの段階で、どこまでが含まれているかを確認しておくことが大切です。
アスベスト飛散防止の養生と通常期との比較
アスベスト(石綿)を含む建材がある建物では、有資格者による事前調査や飛散防止措置が必要です。冬季は、散水による湿潤化が凍結の影響を受けたり、養生シートの固定に雪や風の負荷がかかったりします。そのため、飛散防止の方法を事前に確認しておくと安心です。通常期と冬季の違いは、次のとおりです。
冬前(10〜11月)に依頼するメリット
冬季施工のリスクを避けたい場合は、積雪や凍結が本格化する前の秋に依頼・着工することが選択肢になります。
積雪前に工事を終えられる
積雪や凍結の影響を受けにくい時期に工事を進められるため、工期の見通しが立てやすくなります。年内に工事を完了できれば、新年を更地の状態で迎えることができます。
固定資産税は、毎年1月1日時点の土地・建物の状況をもとに課税されます。住宅を取り壊すと建物分の課税はなくなりますが、住宅用地の特例が適用されなくなり、土地の税額が上がる場合があります。解体の時期が税負担に与える影響は、市役所の資産税担当窓口や税理士にご確認ください。
土地活用の準備を早く進められる
秋のうちに解体を終えておけば、冬の間に売却や新築の計画、土地活用の検討を進められます。雪解け後は工事の依頼が重なり、着工時期が後ろにずれ込むことがあるため、先に解体を済ませておく利点があります。
日程を調整しやすい時期である
積雪前の秋は、工程に余裕を持たせた計画を立てやすい時期です。ただし、業者の予約状況は時期や現場によって異なります。解体後の予定が決まっている場合は、早めに相談しておくと安心です。
冬季でも解体工事を進めたい場合の対策と注意点

相続の手続きや売却の時期などで、やむを得ず冬季に解体工事を行う場合もあります。そのようなときは、次の4点を確認してください。
業者に冬季施工の実績があるか確認する
積雪や凍結のある時期の施工を経験しているかを確認しましょう。降雪時の作業の進め方や、除雪・凍結対策の考え方を具体的に質問すると、業者の対応力が見えてきます。
工期に余裕を持たせたスケジュールを組む
降雪による作業の中断を見込んで、完工の希望日には余裕を持たせてください。完工後に別の工事や手続きを控えている場合は、特に注意が必要です。
見積もりに凍結防止・除雪対応が含まれているか確認する
凍結防止の養生や除雪作業が見積もりに含まれているか、追加費用が発生する条件は何かを、書面で確認しておきましょう。項目ごとに内訳が示されている見積もりであれば、比較もしやすくなります。
近隣への雪・養生シートの対策が計画されているか確認する
屋根からの落雪や、風雪で養生シートが外れることによる近隣への影響を、あらかじめ想定しておく必要があります。近隣への事前の説明と合わせて、対策が計画されているかを確認してください。
まとめ
冬季でも解体工事は進められますが、長野県では積雪や凍結の影響で、工期の延長や費用の加算が生じやすくなります。そのため、時期を選べる場合は、積雪が本格化する前の秋に依頼するのがおすすめです。やむを得ず冬季に施工する場合は、業者の冬季施工の経験や、見積もりに含まれる内容を事前に確認してください。
小林総建は、長野県小諸市を拠点に、小諸市・佐久市・軽井沢町をはじめ県内各地で解体工事を手がけています。現場の状況を確認したうえで、項目ごとにご説明する見積もりをご提示しています。冬前の解体工事をご検討の方は、お気軽にご相談ください。
解体工事の見積もりで確認したいポイントについてはこちらの記事もご覧ください。
▼ 小諸市の解体工事見積もりで必ず確認すべき10のチェックポイント



